不肖高森は皆さまのお陰をもちまして半世紀を生かしてもらいました。
もう、本当に感謝しかございません。

それにしても、一度も就職せず好き勝手やって
50歳を迎えるなんて想像もしていませんでした。
皆さまに良くしていただいたからこそです。
本当にありがとうございます。

これまでの人生は教師だった父とは似ても似つかないと思いきや、
会社を興して人様のマネージメントをさせてもらうようになると、
なんか親父と似たようなこと言ってんな…
なんて思うこともあり血は争えないものです。

私にとって50歳は祖父をおいては語れません。
彼は50で「引退する」と言い放ち経営していたとあるお店をたたみ
「子も育ったからやりたい事をやる」と、
その後、芸術に身を捧げてお面作りの職人として人生を送りました。

気難しくて孫をあやすような言葉もない人でしたが、
自作のボロボロのアトリエに籠って
お面の制作に没頭する姿がなんだかカッコ良くて、
自分も祖父のように50歳で引退し
何かしらの芸術に没頭したいと当初は考えておりました。

けれども、いざ50になってみると、
そういった創作意欲が全くございませんでした 笑
結果、今の仕事が最もやりたいことなのだと再確認。
ですから、需要がなくなるまでしがみついて
今の生業を全うさせていただくことといたしました。

己の表現などたかが知れておりますが、
少しでも皆さまのお役に立てますよう力を尽くして参りますので
今後とも懲りずにお付き合いくださると幸いです。
まだまだ若輩の50男子を何卒よろしくお願い申し上げます。

高森てつ