43th PERFORMANCE “EUROPE-KIKAKU KITE KETSUKARUBEKI SHINSEKAI”
2024.9.19 at HONDA GEKIJYO

ヨーロッパ企画の再演舞台「来てけつかるべき新世界」
東京公演初日@下北沢 本多劇場へ。

2016年以来8年振りの公演となる今作は第61回岸田國士戯曲賞を受賞しており
SF人情喜劇というなかなかエッジの利いた作品であります。

得も言われぬ怪獣が出てくる中世東欧を舞台とした大好きな迷路コメディ
「建てましにつぐ建てましポルカ」を2013年に観て以来、
ヨーロッパ企画を視界の隅に捕えキャッチした再演舞台。

AIに翻弄されながらも順応共存しようとする市井の人々を描いた作品は、
発想の妙、脚本の構成力、演者の力量ともに申し分なく
作品の世界に引き込まれ大笑いした2時間強でありました。

「あれっ?これなんか好きなヤツじゃない?」と最初に勘づいたのは、
警備ロボット「パトロー」が経営難のコインランドリー若松に
勝手なパトロールに登場した辺りでした。
纏っている責任感と寂寥感は、
SF人情喜劇と銘打つのも頷ける素晴らしい世界観でとても愛おしい。

フェイバリット「建てましにつぐ建てましポルカ」の
怪獣出現時に胸を掴まれたのと同じような感覚だったのです。

劇団の話を一つ。
ヨーロッパ企画の皆さんはここ暫くのうちに
地上波や配信映像でもずいぶんお見受けするようになりました。

真っ直ぐに舞台で勝負して映像にも活躍の場を広げているのは
応援している身からするとやはり嬉しいもので何だかグッとくるものがあります。

それを受け今後の日程といたしましては、
#1_再演舞台「来てけつかるべき新世界」を脳内再生
#2_見逃していたヨーロッパ企画メンバー出演の配信コンテンツ視聴
#3_次回作リリースの情報に耳をそば立て新キャラクターの登場を想像
以上となります。

ヨーロッパ企画 第43回公演「来てけつかるべき新世界」Official Website
https://www.europe-kikaku.com/e43/