YAMAGEN LIVE
2024.2.13 at Meguro Blues Alley Japan

「アナオリベスト発売記念ツアー年またぎ追加公演ですって!!バレンタイン♡Special 3DAYS」

プロデューサー、アレンジャーとしても活躍する
小倉博和氏と佐橋佳幸氏によるギターデュオ山弦のLIVEへ。

80年代から今日までお二人がプロデュースや
セッションギタリストとして 携わってきたアーティストは、
山下達郎、桑田佳祐、福山雅治、小田和正、渡辺美里、
Bank Band、 kōkua など枚挙に暇がなく、
いわゆる日本の音楽シーンを支えてきたスーパーギターデュオであります。
(付け加えると佐橋さんは松たか子さんの旦那様です:写真右)

その一風変わったユニット名は、
ふたりが 「 “山” のような “弦” 楽器を演奏する」 ことに由来し、
アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ガット弦ギターといった
各種のギターはもちろんのこと、バンジョーやマンドリンの他、
アイリッシュ・ブズーキやオートハープなど様々な弦楽器を演奏します。
(=ユニバーサルミュージック山弦HP引用=)
実際はアコースティックギターを使用することが殆どなのですが、
その美しく温もりのある音色は心に寄り添い時に刺激に溢れています。

そんな山弦をもうかれこれ20年近く愛聴し、
これまでに制作してきたラジオ番組や、
スポーツエンターテインメントの演出に於いても、
一口には言えないほどお世話になってきました。

山弦の特徴はインストゥルメンタル・ミュージックであること。
インストと省略して呼ばれることが多いですがいわゆる「歌のない楽曲」です。
あまり馴染みがない方にはただのBGMなのではないかと思われがちですが、
どっこいその凄さは「インストなのに主役を張れる」ところにあります。

オリジナルが持つその魅力は他に類を見ないもので、
お二人のセッションから生まれるメロディーセンスは抜群です。
音の粒立ちが良く、牧歌的なメロディーを弾いても
その抜けの良さから何故だかスタイリッシュに聴こえるのだから不思議です。
因みにカバーに関してもアレンジと演奏力の高さは言うまでもなく素晴らしいです。

山弦の音楽は「ノンジャンル」でありますが、
無粋ながらに敢えてカテゴリー分けするのであれば、
ジャズフュージョンなのかなと。
そのジャズフュージョンって何?って話はややこしくなるので置いときます。
(興味ある方はフォープレイというバンドを聴いてみてください)

今回、10数年前の九州以来人生で2度目の山弦LIVEのセットリストは
オリジナルのリリース時系列となっており、
1st「Joy Ride」、2nd「High Life」、3rd「Island made」と、
お二人の掛け合いによる漫才的なトークもふんだんに盛り込みアンコールまで駆け抜け、
会場の目黒 Blues Alley Japanの雰囲気も相まって満足度の高いものでありました。


<プロフィール詳細>
小倉博和
生年月日:1960年1月28日 出身地:香川県
1987年、 バンド“アイリーン・フォーリーン”に参加。
以後、スタジオ・ミュージシャン、作・編曲家・プロデューサーとして活躍中。

1991年、桑田佳祐氏、小林武史氏らと“スーパーチンパンジー”に参加。
このバンドのもう一人のギタリストであった佐橋佳幸と、ギターデュオ“山弦”を結成。
1994年 桑田佳祐氏ソロアルバム「孤独の太陽」を全編によりサポート。
シングル「月」は日本レコード大賞・優秀賞を受賞「孤独の太陽」はアルバム大賞を受賞し
高く評価される。
2005年より小林武史氏、櫻井和寿氏を中心として結成されたBank Bandに参加。
2006年NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の主題歌「Progress」制作をきっかけに
武部聡志氏、スガ シカオ氏、屋敷豪太氏、根岸孝旨氏とkōkuaを結成。
2014年 ソロ・アルバム「GOLDEN TIME」
2016年「Summer Guitars」
2019年「Sketch Song」「Sketch Song2」
2020年「60th Anniversary LIVE〜No Guitar,No Life〜」をビルボードライブ東京で開催。
2023年「SNOWFLAKES」
FM COCOLOの番組「FRIDAY,Sound of Strings」でラジオDJも務める。
=ユニバーサルミュージック山弦HP引用=

佐橋佳幸
生年月日:1961年9月7日 出身地:東京都
中学生の頃よりバンド活動を開始。都立松原高校在学中、清水信之、EPOらとバンドを結成。
1983年、バンド“UGUISS”でアルバムデビュー。
UGUISS解散後、セッションギタリストとして数々のレコーディング、コンサートに参加。
渡辺美里のプロジェクトをきっかけに、作編曲・プロデュースワークと幅を拡げ、
ギタリストとして参加した小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」、
編曲を手掛けた藤井フミヤの「TRUE LOVE」、
福山雅治の「Hello」等が立て続けにミリオンセラーを記録し、
クリエイティビティが高く評価される。
1991年、桑田佳祐氏、小林武史氏らと“スーパーチンパンジー”に参加。
このバンドのもう一人のギタリストであった小倉博和と、ギターデュオ“山弦”を結成。
1994年 初ソロ・アルバム「Trust Me」をリリース。
1994年 「Trust Me」のエグゼクティブプロデューサーでもある山下達郎氏のバンドに参加。
2003年 エピックソニーレコードの周年イベント「LIVE EPIC 25」の音楽監督。
2014年 「佐橋佳幸(祝)芸能生活30周年記念公演 東京城南音楽祭」を開催。
2015年 「佐橋佳幸の仕事(1983-2015)〜Time Passes On~」をリリース。
2017年 盟友Dr.kyOn氏とのユニット”ダージリン”を母体とした「GEAEGレコード」を発足。

近年では渋谷の街中を活動と作品発表の拠点とするクリエイティブレーベル「渋谷のレーベル」を設立。
シンガーソングライター/クリエイターの「SETA」のプロデュースなど、
渋谷の地元企業とコラボした街角ライブなども行なっている。
=ユニバーサルミュージック山弦サイト引用=

ユニバーサルミュージック 山弦 Official Website
山弦 – UNIVERSAL MUSIC JAPAN (universal-music.co.jp)