サウンドステッカーを含めた音楽制作、ナレーション収録、番組完パケなど、
DAW=Digital Audio Workstationソフトを使用し、
パソコン上で編集、ミキシング、音楽制作などを行うことも業務の一つです。

1999-2010年 九州でラジオDJを中心としていた時期は、
アナウンスメント、ディレクション、ミキシングを一つとして
ワンマンで番組を作ることも求められていたため、
スタジオでミキサー(音響調整卓)を触ったり波形編集したりしていたことに端を発し、
今に至るという訳です。

その昔はパソコン一つで完結できる今のような環境は考えられず、
スタジオに入って卓と機材を使用しなければ番組も音楽も作れなかったのですが、
本当に便利になったものです。

そんな中、写真中央にあるMPCという機材は、
直感的にパッドを叩き打ち込みで音楽を作っていくもので、
アーティストのSTUTSさんがその代表格と言えます。

一つ一つのパッドに音素材を割り当て叩きトラックを作っていくのですが、
随分前に東京ドームで観た星野源さんのLIVEにて
MPCを使いSTUTSさんがパフォーマンスをしている姿を拝見し、
「なにこれ!?奇妙だけどなんかカッコいい」となり暫くしてMPC ONEを購入しました。

機材への接触が遅かったわたしですが、
MPCシリーズはHIPHOPの世界では無くてはならない機材として、
ずいぶん前から使用され名機として知られます。

DTM=Desk Top Musicと言われる家内制手工業での音楽制作は
先述したようにパソコン上で全て完結することも出来るため、
手作業でパッドを叩いてビートやトラックを作るのは時代に逆行しているとも言えます。

けれども、ビートを叩くと若干シンコペーションしたりレイドバックしたりして、
それがグルーヴとなり何ともいえない良い塩梅となる訳です。

ただ、わたくしの現状としては、
MPCを迎えて随分経ちますが全くもって上達しておりません。
何時か仕事に活かせるぐらいのレベルまで使いこなすことを目標としておりますが、
怠慢で触る機会が少なくほぼ仕事場のオブジェと化しております。

しかしながら、こんなことではいけないのは重々承知しております。
今回のブログ記事執筆を契機に襟を正しMPC ONEと向き合い、
「千里の道も一歩から」と習慣化しようと考えております。グフっ。